この記事は、独断的な僕のページの中でも、最も独断的なものかもしれません。画像ソフトの扱いやすさについて、「僕がインストールしているソフト」だけの 中から、「僕が使う機能」に限り比較し、「僕にとって使いやすいかどうか」を書いたものです。見る人がいたら、あまり参考にしようとは思わず、気楽に読ん でください。なお、僕のパソコンはVistaですが、ここで書いてあるソフトは、対応が「XPまで」と書かれてあるソフトでも、今のところ普通に動いています。画像ファイルをダブルクリックして表示するとき、何もいじらなければ、OS付属の画像ビューワが起動する。「office」がインストールされていれば、 「Picture Manager」が起動するかもしれない。しかし、画像ソフトをインストールし、ファイルの種類による「関連付け」を自分で設定すれば、そのソフトが起動 するようになる。僕はIrfanViewに設定している。表示が高速であることが最大の理由。ただ「見る」だけなら、「速さ」以外に求めるものは無い。対応する画像形式も「標準」でも多いが追加プラグインでさらに増やすことが出来る。較べるのは「捜しやすさ」のみ。「その他の機能」も考えたら、評価は違ってくる。Vixは、サムネイルの画像を切れないように表示するのが大きな特徴。他のソフトでは、例えば下のPicasaのように、上端および下端で、画像の上下が切れてしまう。画像を捜す場合、これは大きなポイント。僕は、Vixを使うことにしている。「機能」を必要最大限に抑え、動作も軽いのが良い。Picasaは、1枚の大きな画像で捜すとき、その「速さ」を発揮する。下のボタンを押し続ければ、「わからない」くらい速く次の画像に移動する。また、画面上でマウスホイールの回転でも次の画像に移動できる。このマウスホイールに慣れると、他のソフトのクリックでの「遅さ」なんか、やってられない。トリミングをできない画像ソフトなんてまず無いだろうが、1枚の画像を、トリミングするだけなら、JTrimがとにかく簡単。動作が軽いので、すぐ起動し、インターフェイスもわかりやすい。頻繁に画像のトリミング、リサイズを行なう人なら、その目的だけのためであっても、JTrimをインストールして、デスクトップにショートカットアイコンを置いておけばいいと思う。作業時間はJTrimよりかかるが、使い方によっては意外(?)と重宝するのが、Vista付属のWindowsフォトギャラリー。これは「範囲指定部分をマウスで移動する」という方法がとれるので、そういうトリミングをしたい場合には適している。画像ビューワのViXでもできるが、クリック回数がJTrimに較べて1回多い。また、トリミング(リサイズ)をしようと画像を開くときに、本体の「サムネイル表示画面」も必ず同時に開くのが、邪魔。同じく画像ビューワのIrfanView。やはりJTrimに較べてクリック回数が1回多い。「編集」から「トリミング」等を選択するのだが、その「編集」の似たような項目が多過ぎて、わずかだが、ViXよりも作業に時間がかかる。Pixia、GIMP等の高機能な画像編集ソフトは、高機能ゆえにあれこれと指示する必要があり、こういう単純な作業だけを行なうのなら、適しているとは言いがたい。特にGIMPは起動に時間がかかりすぎる。1枚だけではなく複数の画像(数枚〜数十枚程度)を、画像の「縦の長さ」または「横の長さ」を統一して縮小するなら縮小専用が手軽で便利。名前のとおり「縮小」専用で、「拡大」はできない。また、ファイルをドラッグ&ドロップする方式なので、あまり大量の画像の処理には向かない。より細かく項目を指示したいなら、IrfanViewを使う。「ファイル形式の一括変換」から、「詳細設定」を選択し、各項目を指定する。また、数百枚とか大量の画像の一括処理もすぐできる。Vix。「一括変換」しようとしても「縦だけ」「横だけ」の長さの指定は出来るが、IrfanViewのような「長いほうだけ」という指定が出来ないので、その分だけマイナス。下のように「線」を挿入するなら、Paint.NETが一番簡単。画像を円形に切り抜くとき、他の画像と合成するのではなく、単独で切り抜いた部分を透過させたいなら、GIF形式(または、PNG形式)で保存する。合成する場合は、その必要はない。GIMPは一度「円」で囲んだ後の指定範囲の調整が簡単。ハンドルが大きいので、操作のしやすさは、Pixiaよりも上。ただし、最初のソフト自体の起動が、Pixiaよりも時間がかかる。それさえ気にしなければ、GIMPのほうがお勧め。Pixiaも、円形部分の調整が簡単。手軽に円形に切り抜きたいなら、これかGIMPがお勧め。GIMPよりもハンドルは小さいが、ソフトの起動が早いPaint.NETは、一度マウスでドラッグすると、円形部分の調整がそのままではできない。調整したかったら、「選択範囲の移動」ボタンを押し直してから行なう方式で、細かいようだがこれが意外と面倒。あまりお勧めはしない。JTrimは、「円形」が、「範囲選択」ではなく、「画像の外側の大きさに合わせた円」という形でしか切り抜けない。それが目的なら、操作が簡単なのでJTrimでも良いが、それ以外では使えない。候補としてはあまり考えないほうがいい。まず、フィルタ等を使った加工について書いていく。「使いやすさ」と「種類の豊富さ」「細かな設定」とは、反比例するような気もするし、どういう加工をしたいかは人によって全く違うから、こればかりは比較のしようが無い。それぞれ実験的にやってみるのが一番でしょう。高度な設定で複雑な処理をするならGIMPが一番。ただし、本当に使いこなすには、本屋で関連書籍でも買わなきゃ無理。なお、他の機能では正直言って使いづらいHyper-Paintだが、フィルタの多さで、この機能に限り「お勧め」。続いて、デジカメで撮った画像を修正する場合に良く使う一般的な「色を中心とした加工」について。ただ、この機能は、種類は多いのだが、画像をどう修正したいかによって使うものが違うので、はっきり言って、ちょっとだけ書いても何の足しにもならない。そして、書いていたらきりが無い。一応、結論を先に書くと、簡単にやるならJTrimでしょう。よく雑誌とかではPicasaがわかりやすいと書いてあるので一応少し書いたが、「画像ビューワ」「WEBアルバムとの連携」「メール送信」「重複画像の検索」等の総合性ですごいとは思うが、「画像の加工」だけなら、JTrimを勧める.高度なテクニックを使うにはGIMPかPixiaとなるが、GIMPとPixiaとでは、操作自体はGIMPのほうがややわかりやすいと思う。JTrimは、とにかく操作がわかりやすい。下のように操作ウインドウの形も統一されているし、スライダーを動かしての変化の視覚確認も、サムネイルが大きめなので見やすい。ちなみに、全体的に暗めの画像は、「明るさ」や「コントラスト」の調整というより、「ガンマ補正」だけでもある程度の修正が可能だ。「ガンマ値」を少し上げると下のようになる。「ガンマ値」とは、「画像の明るさの変化と出入力電圧の比」と説明されるが、正直言って何のことかわからない。ただ、この調整を行うだけで、かなり思い通りに近い修正ができるので、よく利用する。Picasaは「自動調整」の機能が中心といえるかもしれない。検索でおなじみの「I'm Feeling Lucky」というものまである。「このボタン一発ですべてOKよ」というボタンなんだろうが、正直言って「すべてOK」とは思えない出来栄えになることが多い。「明るさ調整」を上げた後、「自動コントラスト調整」→「自動色調整」→「I'm Feeling Lucky」の順に押したら、下のようになった。不要な部分の消去は、画像を合成する際に、最も時間のかかる作業だが、この中では最もやりやすいのがこのソフト。消しゴムの種類の多さや自分で消しゴムのブラシ先を簡単に設定できるのも魅力。また、「領域を太らせる(痩せさせる)」や「透明部分を太らせる(痩せさせる)(ぼかす:追加プラグイン)」の利用は背景画像との合成部分を自然なものにするには大変便利。レイヤーとして貼り付けてからは「拡大・縮小」「回転」ができない点さえなければ、「合成」はこれで決まりと言いたいのだが … 。機能としてはPixia以上のものを持っているが、「クイックマスク」を切り替えてからの消しゴムの使用が、全体が赤っぽくなるので、少し見づらく、その分作業がやりにくい。(アルファチャンネルを追加し、「クイックマスク」の切り替え無しでの消しゴム使用ならそういうことはない)しかし、Photoshopと比較されるだけあって、機能という点では、やはりこれが一番か?ソフトの名前からも「ペイント」機能に力を入れ、「合成」にはそんなに力を入れていないのかな。作業のやりやすさは上々だが、何といっても消しゴムのブラシ先に「境界をぼかす」ものが無いことが最大の欠点。このため、イラストを合成する場合など合成部分をくっきりさせるのなら、これでも良いが、人物を背景になじませながら合成するのにはあまり向いてはいない。挿入後の編集・加工の自由度が他に較べ断然高い。「縦書き」不可。「縦書き」も「回転」も可能。確定後の再編集が出来ないのが痛い。「縦書き」可能。操作もわかりやすい。文字を「入れるだけ」向き。ネットで大量に画像を収集すると、名前が違うだけで、全く同じ画像を保存してしまうということがよくある。Picasaは、最初にインストールするとき、パソコン内の全ての画像を読み込むが、この際、デフォルトでは重複ファイルを自動検出する設定となっているので、重複ファイルを瞬時に表示できる。パソコン内の全ての画像から検索するので、ドライブやフォルダが違っていても大丈夫。Image Compareは、見た目が似ているファイルを探し出す近似画像抽出というプログラム。ネットなどで収集した大量の画像の中で、再圧縮されたり、解像度が変更されたり、画像の大きさが変えられたり、色が補正されたり、という「全く同じではないが似ている」ものを探し出してくれる。そして探した後、それらをどう処理(ファイルサイズが大きいファイルを残すとか)するかを指定できる。当然ながらサムネイルで画像をチェックできるので、両方とも残したかった画像なのに削除を指示してしまったとかいう失敗も無い。最も扱うことの多いJPEG画像。このJPEG画像を回転( 左に90°等)してまたJPEGで保存する …… こういう作業をするだけで画像は劣化する。よくデジカメで撮ったものを何回も回転させる人がいるが、僕はめったに回転させない。上のようなJPEG画像を、下のように、一度左に90度回転させて保存する。その保存した画像をまた左に90度回転させて保存する。またまた、その保存した画像を左に90度回転させて保存する …… というように、回転と保存を繰り返してもとの位置に戻したら、画像はどうなるかをやってみる。人物や風景の画像では、この「劣化」はわかりにくいが、上のような単純な「文字」の画像はわかりやすい。なお、上の画像は、この記事ではGIF形式です。実際の実験にはちゃんとJPEGのものを使っています。なお、この実験では、当然ながら、JPEG保存時の品質設定は、全てのソフトで100で行なっている。 ここで品質を下げては、この実験の意味がない。ちなみに、元画像のデータは以下のとおり見てもらえれば、一目瞭然。ここまでの結果はPicasaの勝利。ただし、ソフトには「通常の回転」と「ロス無し変換」の両方が選択できるものがあるのだが、Picasaは「ロス無し変換」だけしかないので、こういう結果となった。上の結果は、他のソフトは全て「通常の回転」で行なったから、結果がこうなるのは当たり前。また、サイズが大きくなっていることを気にしなければ、Pixiaは「ロス無し変換」ではないにもかかわらず画質はかなり元画像に近い。この「サイズ」は、画質設定を「100」にしていても減るものがある。そんな中で、Pixiaはこのサイズの増加が著しい。このサイズの増加が画質の維持に絡んでいるような気がする。なお、今回の実験では、「色の数」と「サイズ」がJTrimとVixとで全く同じ値になったが、見た感じは微妙に違うから、単なる偶然だと思う。なお、「ロス無し変換」が劣化がほとんど無いような書き方をしたが、それはあくまでも「画質」の話だ。「ロス無し変換」には、回転を行なう場合に大きな欠点がある。それは、「画像の大きさ」自体が変化してしまうこと。この実験では見た目は変わらないように見えるが、元画像が「500×500」なのに、できたものは「496×496」の画像となった。また、回転角度は、90度単位での回転と上下左右の反転だけだ。だから少し傾きを修正するといった微調整の回転はできない。 さらに、「ロス無し変換」を行なうときに気をつけなければならないのは、回転させたら「上書き保存」ではなく、別の名前をつけて保存することだ。回転後に上書きすると、通常の加工のように劣化してしまう。さらに、別の名前で保存するにもかかわらず、元の画像がパソコンのディスクから失われてしまう。この理由は専門家ではないのでよくわからないが、「そうなる」ことは知っておく必要がある。さて、次に、「通常の回転」と「ロス無し変換」の両方が選択できるソフトについてXnViewを例にとってやってみる。XnViewは、「通常の回転」と「ロス無し変換」が選択できる。「ロス無し変換」を選択するには、「ツール」→「高画質JPEG変換」から行なう。XnViewでは、通常の回転でもサイズが118Bytesと大きくなる代わりに、画質はそんなに劣化していない。Pixiaと同じくサイズの増加が画質の維持に絡んでいるのだろう。また、「ロス無し変換」でもPicasaの場合と違いサイズがかなり大きくなっている。JTrimの場合では、「ロス無し変換」を行なうには、「イメージ」→「左へ90°回転」ではなく、「イメージ」→「JPEGロスレス回転」から行なう。しかし、JTrimの「ロス無し変換」は、「ロス無し変換」というにもかかわらず、なぜかできたものの見た目はかなり劣化している。JTrimの「ロス無し変換」はお勧めできないようだ。これは同じ「ロス無し変換」でもやり方に違いがあるからだ。話は変わるが、どうしても画質を落としたくなかったら、元画像がJPEG形式でも、回転したらBMP形式で保存するのもひとつの手だ。参考までに、下にBMPで保存を繰り返した場合について、結果を書いておく。当然ながら、BMPなので、画像サイズはかなり大きくなるが、何回回転しようが、画質は落ちない。大きさももちろん「500×500」のままだ。その「画質が変わらない」という特性のため、「色の数」や「サイズ」は、どのソフトを使おうが、結果は全く同じ値となる。CDやDVDの盤面印刷をするには、当然ながら、プリンタにその機能があり、その印刷のための専用トレイがついていることが必須条件。この機能がついてないプリンタで、たまに「どうすれば良いか」と悩む人がいるが、そのプリンタでは絶対に無理です。CD-Rを紙のようにぐにゃりとひん曲げながら印刷はできない。そして、この機能があるプリンタには、必ず、その印刷のためのソフトが同梱されている。だから、本来、画像ソフトの出番は無い。ところが、特殊な場合として、古いプリンタで、OSをXPからVistaに変えて使おうとしたら、この盤面印刷ソフトが使えないということがある。 Vistaで使えないドライバがあるためだ。こういうときに限定されるが、プリンタ付属ではない「盤面印刷ソフト」というものが登場する。フリーソフトの「かんたんデザイン工房」というのがあるらしい。しかし、僕は使ってないからわからない。試してみたい方はぜひどうぞ。これを画像ソフトで行なうには、レイヤー機能を持ったソフトならどれでも良い。要は「画像の合成」と「文字入れ」なのだから。そこで、GIMPがおすすめ。僕のプリンタは何年か前の「Canon PIXUS 860i」なので、このGIMPを使っている。そして作った画像を普通に印刷するのだ。ただし、作業にはそのプリンタにあった「型紙」を自分で作ることが必要。これは、印刷のプロパティを見ながら何度も試行錯誤するしかない。この型紙さえ作ってしまえばあとは楽だ。やりかたについては、長くなるので、興味のある方は下のボタンからどうぞ。ただし、「型紙」の作成方法については書いてありません。Pixiaはノイズ除去の度合いの「設定」ができない。ソフトに任せるのだが、それが逆にシンプルで良い。1回での変化は弱く、画面を見ながら何回でも好みに応じて実行すればよい。Paint.NETは「半径」「強さ」の基本的な2項目の設定が出来る。スライダー等で数値を微調整するたびに実画面が変化するので、わかりやすい。弱めに設定して数回繰り返すのも良い。GIMPでは、まず追加プラグ・インを導入しなければならない。そして、設定は細かな設定が出来るのだが、僕は英語がわからない。仕方なくデフォルトの設定のままでやってみたが、「まあ、こんなものかな」という出来栄えにとどまった。専門家以外では使いづらいでしょうということで、僕は使いたいとは思わない。Pixia4.3d Pixia4.2bGIMP2.4.6 GIMP2.6.4 GIMP2.6
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